革靴のオーダーメイドができるおすすめショップ

スピカ

【Webで完結】
履きごこち重視
店舗:麻布十番

ミームスタイル

【斬新な靴】
オリジナリティ重視
店舗:オンラインのみ

現在、公式サイトにアクセスできません(2019年9月)

銀座ワシントン

【老舗】
納期スピード重視
店舗:銀座他

フォーマルシーンで使える紳士靴をオーダーするために

~オーダーメイドで履き心地のいい革靴をつくろう~

はじめてのオーダーメイド革靴ガイド » コーディネートシーン別おすすめオーダーシューズパターン » フォーマル

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フォーマル

ここでは、紳士靴のオーダーを検討している方に向けて、お通夜・お葬式・法事法要などフォーマルなシーン向けの革靴について紹介しています。

フォーマルシーンにおすすめの革靴とは

一般的に冠婚葬祭といったフォーマルなシーンでは、礼節を重んじたコーディネートが好ましいといわれています。革靴においてもそれは例外ではなく、できるだけシンプルで飾り気の少ないデザインの靴を選びましょう。

トゥ(つま先)

フォーマルシーンでよく利用されているのは、つま先部分に真一文字の切り替えが入っているストレートチップ(キャップトゥ)です。

また、切り替えのないプレーントゥであれば、フォーマルでもビジネスでも対応できます。

アッパー(甲)

紐を通す鳩目部分が甲の部分と一体化しているものを内羽根式といいます。すっきりとして品格があるデザインなので、冠婚葬祭向けです。

ただし、パーティーなどであれば鳩目部分が乗っかった状態の外羽根式でも問題ありません。

結婚式の場合、親族は黒が望ましく、またスピーチを頼まれている方も黒が良いとされています。それ以外の方であれば、黒でも茶色でも問題はありません。

当然ながら、お葬式などでは黒を履くのがマナーです。

フォーマル靴も作れる
オーダーメイドショップ3選

お通夜・お葬式・法事法要でNGな靴とは

モンクストラップやウィングチップのような飾りや装飾が施されているデザインはフォーマルには不向きです。

また、クロコダイルやスエード、毛皮をあしらった素材のものは殺生を連想されるので冠婚葬祭ではNG。エナメルのような光沢のある素材や、ローファー・ブーツ・スニーカーももちろんふさわしくありません。

内羽根ストレートチップが最もフォーマル

黒の内羽根ストレートチップの靴はフォーマルの王道ともいえる、冠婚葬祭にも適した靴です。内羽根靴は足の甲の靴紐を通すハトメの取り付け部分が内側に収納されている、もしくはアッパー革(足の甲を覆う部分)と一体になっている仕様の靴を指します。「上品さ」や「落ち着き」といった印象を与えるのが特徴です。

もともと貴族が室内での執務や式典で履くための靴として使用されてきたため、フォーマルなシーンにピッタリの靴だといえるでしょう。

ストレートチップ

つま先部分に一直線のラインが入っているデザインがストレートチップです。日本では一文字という名称で呼ばれることもあります。プレーントゥ(つま先に縫い目や装飾がないデザイン)を美しく仕上げることが困難だった時代に、より高い技術でエレガントな仕上がりと称されていたストレートチップ。職人の腕前が顕著に現れるのがストレートチップだったといわれています。冠婚葬祭や厳粛な式典の場合は、ストレートチップのデザインを選ぶと良いでしょう。

一つ注意しておきたいのは、「ストレートチップ=フォーマルな革靴」というわけではないことです。ストレートチップでも、甲の部分にストラップや装飾がしてあるとカジュアルな印象を与えてしまいます。フォーマルの場に適しているのは、内羽根+ストレートチップの組み合わせだと覚えておきましょう。

フォーマルシーン向けパターン例

上記を踏まえて、フォーマルシーンで使える革靴の一例をご紹介します。

フォーマルシューズ2
画像引用元:スピーゴラ(http://www.spigola.jp/#/preta/1003)

つま先…ストレートチップ(キャップブローグ)/アッパー…紐(内羽根式)/色…ブラック/素材…レザー/ソール…レザー

フォーマルシューズ1
画像引用元:リーガル(http://www.regalshoes.jp/shop/g/g05NRBH_____B____235/)

つま先…ストレートチップ/アッパー…紐(内羽根式)/色…ブラック/素材…レザー/ソール…ラバー

フォーマルシューズ5
画像引用元:銀座大賀靴工房(http://www.fight.co.jp/shinshi/straightsoto.html)

つま先…ストレートチップ/アッパー…紐(外羽根式)/色…ブラック/素材…レザー/ソール…ゴム

フォーマルシューズ3
画像引用元:スピカ(http://www.spica-inc.jp/blog/セミオーダーシューズ-blog/17481/)

つま先…プレーントゥ/アッパー…紐(外羽根式)/色…ブラック/素材…レザー/ソール…レザー

銀座大賀靴工房・コードバンのフルオーダーフォーマル

フォーマルシューズ4
画像引用元:銀座大賀靴工房(https://www.fight.co.jp/shinshi/straight.html)

こちらはオーダーメイドにこだわるビスポーク専門店・銀座大賀靴工房のコードバンのフルオーダーフォーマルシューズ。フォーマルシューズとしての伝統的なスタイルを追求したデザインが魅力的です。

甲革素材として使われているコードバンは、ドレッシーなツヤ感と、きめ細かくしっとりした心地よい手触りが特徴。

また、一頭の馬からわずかな量しかとれないという希少性から「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」などともいわれ、フォーマルな場にふさわしい素材といえます。

銀座大賀靴工房が誇る「最新3Dスキャナによる足のサイズや凹凸の正確・精密な計測」および「その計測データを最大限に活かす熟練の職人の腕」によって、最高のフィット感を追求しています。

気になる価格は、ラスト(木型)制作費が85,000~90,000円。

コードバン素材は希少であるため時価となっており、このオーダーシューズの価格は公表されていません。ですが、通常のレザーを使ったオーダーシューズであれば、85,000~103,000円となります。

対応サイズは基本的には30cmまでですが、30㎝を超えるサイズであっても、別途見積で対応してもらうことが可能です。

つま先…ストレートチップ/アッパー…紐(内羽根式)/色…ブラック/素材…コードバン/ソール…ラバー

※価格は、2021年10月の情報です。

スピカ・キャップオックスフォードモデルのセミオーダーフォーマル

フォーマルシューズ5
画像引用元:スピカ(https://www.spica-inc.jp/blog/セミオーダーシューズ-blog/17611/)

スピカのセミオーダーフォーマルシューズ、キャップオックスフォードモデルは、スムースレザーの落ち着いたツヤ感が特徴。スピカのセミオーダーシューズの中でも、特にフォーマルなスタイルに多く使用されるデザインです。

スピカの製作するセミオーダーシューズのこだわりは、ビスポークシューズ(フルオーダーシューズ)に近い履き心地にすること。

「既存の木型をベースにしつつ、細かなサイズ調整は、お客様が納得するまで無料」というスタイルを貫いています。サイズは23~30cmまで対応可能です。

スピカのセミオーダーシューズは、通販による購入もできます。電話によるヒアリングで足のサイズやフィッティングの好みなどを伝え、注文キット同梱のフィッティングシューズで履き心地をチェックするという形で対応してもらえます。

スムースレザーを使用したセミオーダーシューズの価格は、63,800円。

「ビスポークシューズに近い履き心地を目指す」というこだわりがありながらも、セミオーダーとしては標準的な価格におさまっているのが嬉しいポイントです。

この価格には、通販購入における注文キットの往復送料および完成靴の納品時送料も含まれているため、安心ですね。

つま先…キャップトゥ/アッパー…紐(内羽根式)/色…ブラック/素材…レザー/ソール…ラバー

※価格は、2021年10月の情報です。

銀座ワシントン・シャープラウンドのセミオーダーフォーマル

フォーマルシューズ5
画像引用元:銀座ワシントン(http://www.washington-shoe.co.jp/information/ord_p_sharp.html)

こちらは銀座ワシントンが製作する、シャープラウンドスタイルのセミオーダーフォーマルシューズです。本底の取り替えが何度でもできるグッドイヤーウェルト製法が採用されており、大切に使えば、長く愛用できるところが特徴です。

銀座ワシントンのセミオーダーシューズでも、スピカと同様、木型は既存のものを使います。

ですが、微調整によるフィット感の向上を非常に得意としており、ビスポークシューズに近い履き心地を演出できるよう、熟練のスタッフが最大限の努力をしてくれます。

対応サイズは23~28cmで、足のサイズが大きい人にとっては不向きかもしれません。しかし、価格はお手頃で、国産革仕様なら48,950円~となっています。

つま先…ストレートチップ/アッパー…紐(外羽根式)/色…ブラック/素材…レザー/ソール…レザー

※価格は、2021年10月の情報です。

フォーマル向けのシューズは、日常で使うものと違って、使用頻度は少ないものの、一足は用意しておきたい革靴のひとつです。購入したいものの「既存靴では足のサイズに合うものが見つからない」という人は、オーダーメイドで製作するのもよいでしょう。

既存の靴型(木型)をアレンジしてつくる「セミオーダーメイド」なら、相場4~6万円程度と、比較的リーズナブルにつくることができます。このサイトでは「履き心地重視」をはじめ、目的別に靴のセミオーダーメイドができるショップを厳選紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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